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流通・マーケティングコースの体系

流通・マーケテイングという学問分野は、商品やサービスの売買にまつわる経済現象を取り扱います。さらに、流通・マーケテイングには
(1) 流通
(2) マーケテイング
という2種類の問題領域が含まれます。

(1) 流通は、経済社会全体を理解する立場で、生産された商品・サービスをどのような取引の過程を経て消費者が入手できるようになるのか、その過程においてどのような活動が行われているのかという問題です。
(2) マーケテイングは、企業を経営する立場で、どのようにすればうまく製品・サービスが売れていくのか、売るための仕組みをどのように作ればいいのかという問題です。

流通・マーケテイングコースは、これらの2つの問題に関連する学問を中心に学習していくコースです。

例えば、ブルーレイ・レコーダーという製品は、製造されてからわれわれ消費者が入手するまでには、ソニーのような家電品製造業者、販社と呼ばれる卸売業者、さらに家電品小売業者といういくつかの当事者を経ています。その過程には、契約の締結、在庫、配送、データ処理など様々な活動が含まれます。

(1) 流通について経済社会全体の視点で仕組みを理解するためには、当事者の役割のあり方を検討することなどが必要です。

(2) マーケテイングについては、ブルーレイ・レコーダーを製造するソニーの立場に立てば、どのような仕組みを作り上げれば消費者に買ってもらえるかという問題に関心が集まります。

ソニーは、消費者のニーズを把握するために調査すること、ニーズに合わせた商品を企画すること、製品の良さを広告活動でもって伝えていくこと、消費者に製品を届けるため卸売業者や小売業者の協力を得ることなど、様々な活動を組み合わせて一つの仕組みを作り上げているのです。これらの仕組みに関する理論を学ぶことができるのが流通・マーケテイング関連科目です。

また、ブルーレイ・レコーダーなどの製品は海外で製造され、日本を含め複数の国で普及しています。つまり、国境を越えて、流通活動が進行しているのです。そのため、国際ビジネスに関連する科目も併せて学ぶ必要があります。

流通・マーケテイングコースの科目履修とキャリア・デザインとの結びつきには大きく分けて3とおりあります。

(1) 流通業(小売業、卸売業など)や製造業におけるマーケテイング関連職(商品企画、営業、広報など)を目指す場合です。流通関連、マーケテイング関連科目を基礎、基本から、応用まで専門的に履修することが望まれます。
(2) 商社、貿易会社などへの就職を目指す場合です。流通関連、マーケテイング関連の基礎、基本に加え、国際ビジネス関連、英語関連の応用科目を履修する必要があります。
(3) サービス業(旅行、金融、情報など)への就職を目指す場合です。流通関連、マーケテイング関連科目を基礎、基本から、応用まで履修するとともに、業種によっては、他コース・他学科の金融関連や情報関連の応用科目を履修する必要があります。

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