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研究報告会

2024年度は、以下の報告会を開催しました。

第1回研究報告会

本年度赴任されました神田先生の新任者報告会が開催されました。

日時 2024年6月12日(水)16時45分~17時30分
場所 アガルスタワー2階西側 社会科学研究センター
報告 神田 恵未 准教授
『P2P保険のビジネスモデルをめぐる一考察 ~伝統的保険との比較をふまえながら』
P2P保険は、今日のデジタル社会に新たに登場したリスク共有・リスク分散ツールである。本研究では、まずその概念を整理し、「P2P保険は、利用者がスマートフォンやソーシャルネットワークを活用し、ITプラットフォームにて個人同士で少額の金額を出し合って助け合う仕組みである」と定義した。次に、P2P保険と伝統的保険の共通点と相違点については、保険の原理原則およびビジネスモデルの構造上の視点から比較研究を試みた。そして P2P保険市場の動向についてサーベーし、ビジネスモデルの構造における最大の強みは、汎用性であることを明らかにした。最後に、 P2P保険が直面している課題を浮き彫りにし、市場としての成長性について考察した。

第2回研究報告会

2023年度に国内研修されました岡野先生の研修報告会が開催されました。

日時 2025年2月28日(金)12時00分~12時45分
場所 アガルスタワー2階西側 社会科学研究センター
報告 岡野 純司 教授
『百貨店における取引慣行の実態分析 -戦前期の返品制と委託型出店契約-』
本発表では、百貨店が品揃えを形成する際に生じる商品の売れ残りリスクや仕入資金を、納入業者が負担する機能を有する返品制と、これに派遣店員制が組み合わされ百貨店のマーチャンダイジング(MD)力の補完機能を有する委託型出店契約を分析対象として取り上げた。これらの取引慣行が戦前期において百貨店に普及した端緒と利用実態、利用分野の相違とその理由、当該取引下での百貨店・納入業者間の関係について明らかにした。これらの取引慣行は、百貨店の品揃えが拡大し、かつ、大衆化するようになった1920年代から百貨店に普及した。また、取引慣行の普及経緯をみると、百貨店が取引上の優越的地位を利用して、納入業者に対して一方的に押し付けたという側面だけではないことを明らかにした。これら取引慣行の下では、百貨店が一方的に納入業者のリスク・仕入資金の負担力やMD力を利用するだけでなく、納入業者も百貨店の重要な経営資源である店舗、のれん、顧客網を利用して自己の商品の販売を促進していた。ここに百貨店・納入業者間でお互いの経営資源を利用し合う互恵的な相互依存関係が存在していた。

2022年度は、下記の研究報告会を開催いたしました。

第1回研究報告会

橋本先生は昨年度赴任され、本来ならば昨年度に新任者報告会が開催される予定でしたが、コロナ禍における感染防止の観点から延期され、今回の開催となりました。

日時 2022年6月15日(水)16時30分~17時15分
場所 アガルスタワー10階 会議室1,2
報告 橋本 理博 准教授
『アムステルダム銀行における受領証の実験(1656-1674年)』
本報告の目的は、アムステルダム銀行によって1683年以降に発行された預金受領証の「銀行券」としての性格を確認し、さらに1656~1674年にかけて同行により実施された、受領証の発行実験の概要を示すことにある。まず、アムステルダム銀行の預金受領証は、同行の借用証書としての性格を有しており、それを用いれば、銀行に口座を保有しない者に対しても口座保有者による支払いが可能となるよう機能していたことを確認する。そして、預金受領証が正式導入される以前に実験的に発行されていた証書の文面や実施の背景を検討し、この実験的受領証が、同行の設立以来の課題であった、口座を持たぬ者への支払いを可能にするための方策の一つであったことを示す。

第2回研究報告会

李先生は昨年度に赴任されましたが、橋本先生と同様の理由で今回の新任者報告会の開催となりました。

日時 2022年6月15日(水)17時25分~18時10分
場所 アガルスタワー10階 会議室1,2
報告 李 素煕 講師
『日系外食企業のネットワークと国際化戦略』
本研究では、外食国際化研究の理論的貢献を図るその一歩として成り立たせることを一つのねらいとし、外食国際化を捉えるにあたって、既存のファクター(オペレーション・システム)に加え、既存研究の主体特性と国際化行動の関連付けの弱さに着目し、「主体特性」という新しいファクターを取り入れ、外食国際化を分析するフレームを捉え直すことを試みた。また、主体特性ごとにどのような関連産業とのネットワークが形成され、それらネットワークが形成される様相を明らかにし、主体特性の多様性と関連産業との関係性(ネットワーク)から導かれる主体ごとの戦略的課題を提示した。

第3回研究報告会

本年度赴任されました伊藤聡志先生の新任者報告会が開催されました。

日時 2022年11月16日(水)16時30分~17時10分
場所 アガルスタワー10階 会議室1,2
報告 伊藤 聡志 講師
『個人情報の識別リスク評価に基づいた匿名化に関する研究』
匿名化は、個人が識別されることを防ぐために個人情報を加工する技術である。個人データの安全性を評価する指標としてk-concealmentが提案されており、この指標を満たすようにデータを加工することによって、全ての個人が他のk-1人の個人と区別がつかないことが保証される。この指標を満たすようにデータを加工するためには、個人を点、個人間の類似度を辺とみなした二部グラフを加工の設計図として作成し、そのグラフ内で辺の重複しないk種類の完全マッチングを探す必要がある。本研究では、これを解決するためにクラスタリングや巡回セールスマン問題の解法などを応用した3つの手法を提案し、位置情報データや世帯収入データを加工する実験を行うことによってそれらの性能を評価する。

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