演習Ⅰのゼミでは秋学期の間、マーケティング論の基礎を学んでいきます。具体的には『よくわかるマーケティング論』というテキストを読んでいきます。このテキストはマーケティング論の入門書ですが、内容はかなりしっかりとした初学者向けの専門書になっています。
ゼミでは毎回1章を2人のゼミ生が担当して、パワーポイントに映して報告してもらいます。これには、2年生の間に情報をまとめる作業とプレゼンテーションの力を養うという目的があります。そして半年間経った時には、マーケティング・マネジメントの基礎が身についているはずです。
2年生の秋学期で基本的なマーケティング論の土地勘を習得してもらった後は、3年生ではビジネス・カンファレンスの参加を目標にゼミを進めていきます。ここからは6名程度のグループワークが中心となります。グループごとにプロジェクト・マネージャーを決めて、研究を進めていきます。教員は、グループごとの進捗状況と方向性、そして内容についてのアドバイザーに徹します。これまで結成されたグループとしては、例えば「楽天のマーケティング戦略」や「イオンのプライベートブランド戦略」、そして「無印良品の製品戦略」等々があります。テーマ選びはすべてゼミ生の興味関心に基づいて行われます。このためどのグループも自分たちが選んだテーマを研究することになるので、それなりの楽しさとやりがいがあるでしょう。
4年生になってからは、卒業論文に取り組んでもらいます。こちらについてはまだ先の話ですので、この辺で留めておきます。
ゼミは、前述のような流れで進めていきます。コツコツと地道に努力していくシーンが多いです。望ましい人物像としましては、マーケティング全般に興味・関心のある人、明るく積極的に協調性を持ってゼミに参加してくれる人、きちんとゼミとアルバイトや部活などを両立できる人等です。
新型コロナウイルスの自粛が解除され、ゼミ生の親睦をはかる取り組みも再開しつつあります。たまにはみんなで予定を合わせてお食事会のような課外活動も再開しました。また、秋学期には4年生の先輩に登場してもらって就職活動の体験談を話してもらっています。
なお成績評価等については、シラバスを参照してください。
積極的にゼミ活動にコミットしてくれる人の応募をお待ちしております。