受験生の皆さん、商学部ウェブサイトへようこそ。
商学部教員の秋本です。
ここでは、秋本ゼミナールの活動方針と内容をご紹介します。
本ゼミの演習テーマは「マーケティング」です。
お客さんがモノやサービスを買ってくれる(買い続けてくれる)しくみをつくることをマーケティングといいます。
世の中の企業は、例外なく何らかのモノやサービスをお客さんに買ってもらうことによって売上や利益を獲得しています。
マーケティングは企業にとってなくてはならない極めて重要な活動であるといえます。
本ゼミでは、「演習」という科目名のとおり、学生が自分の頭で考えて実際にマーケティング戦略の策定を行います。
「研究」ではなく、「演習」を行うことがポイントです。
ボールの蹴り方や投げ方、ピアノの弾き方を本で読んだり人から聞いたりしても、それだけでは実際にうまくできませんよね。
同様に、講義(先生が学生に一方的に話をする授業)で理論や概念を勉強しただけでは、上手にマーケティングができるようにはなりません。
そこで、本ゼミでは、講義で学んだ理論や概念を使ってマーケティング戦略の策定・提案を行い、自分の頭で考えてマーケティングを実践できる能力を身につけます。
「研究」しないからといって、マーケティング論や関連する領域における学術研究の成果を軽視するわけではありません。
優れた学術研究の成果は戦略策定に役立ちます。
そこで、本ゼミでは、戦略策定に必要な知識を習得するために、重要な文献を熟読するという取組みも行っています。
各学年における活動内容は次のとおりです。
2, 3年次には、複数の学生がグループをつくり、共同で特定企業のマーケティング戦略策定課題に取り組みます。
そして、その成果を当該年度1月に開催される「商学部ビジネス・カンファレンス」という商学部の研究発表会にて報告します。
4年次には各学生が単独で戦略策定課題に取り組み、その成果を卒業論文にまとめ、さらに「商学部ビジネス・カンファレンス」にて発表します。
本ゼミは学生にとって「挑戦と失敗の場」であると考えています。
人生において失敗は不可避であるばかりか、大きな学びと成長をもたらすことがあります。
また、最近では、従業員が失敗を恐れずに挑戦をすることが新しい価値を生み出し、会社の成長をもたらすとの理由から、従業員の評価を仕事の成功・失敗ではなく新たな価値を生み出す挑戦の回数で行う企業も見られます。
ビジネスにおいても失敗を恐れずに挑戦することが大事なのです。
とはいえ、実社会では、そういった機会が親切に与えられることはそれほど多くありません。
本ゼミは、全力で、真剣に戦略策定に挑戦するための貴重な場であり、挑戦の結果としての失敗には寛容です。
マーケティングに興味がある受験生の皆さん。
秋本ゼミに入ってマーケティングの知識を身につけ、使えるものにし、就職活動や仕事に大いに役立てませんか。
そして、人生における貴重な「挑戦と失敗の場」を徹底的に活用して成長しませんか。